英 洸太朗 - 職務経歴書
英 洸太朗の職務経歴書。React / TypeScript を軸としたフロントエンド開発と、デザインシステム構築の経歴を掲載。
英 洸太朗(Hanabusa Koutaro)
最終更新: 2026 年 5 月 20 日
職務要約
教育関連業界向けに React、Laravel、Go を主な技術として用いた Web 開発に従事。
2025 年から 2026 年にかけて、社内管理システムの改善、写真納品ツールの Web 化、全社共通デザインシステムの構築に携わる。フロントエンド・バックエンド双方の開発を担当し、ユーザビリティ向上や業務効率化に貢献。特に、撮影依頼システムの刷新や写真バリデーション処理の高速化を実現。また、デザインシステムの基盤整備や実プロダクトへの導入を推進し、開発プロセスの標準化にも寄与。
職務経歴
- 2025 年 4 月〜現在 — 千株式会社
得意な分野・知識・技術
- フロントエンド開発(React, TypeScript)
- デザインシステムの構築と運用
開発経歴
勤務先: 千株式会社(勤務期間: 2025 年 4 月〜現在)
| 期間 | プロジェクト | 主な技術 | 規模 |
|---|---|---|---|
| 2025/5 – 2025/10 | 社内管理画面・園向け管理画面改善 | PHP / Go / TS, Laravel / React | 5〜10 人 |
| 2025/10 – 2026/2 | ツール Web 化プロジェクト | PHP / TS, Laravel / React | 5〜10 人 |
| 2026/3 – 現在 | リプレイスプロジェクト(フロントチーム参画) | TypeScript / React | 4 人以下 |
社内管理画面・園向け管理画面改善
期間: 2025 年 5 月 〜 2025 年 10 月 役割: メンバー / プロジェクト規模: 5〜10 人 使用技術: PHP / Go / TypeScript, Laravel / React 担当工程: 要件定義 / 仕様設計 / コーディング / レビュー
業務内容
社内管理画面群(社内向け: React + Laravel、園向け: React + Go)の改善プロジェクトにメンバーとして参加。フロント・バックエンド問わず改修全般を担当し、13 種類のイベントパターンに対応する撮影依頼画面の全面リプレイスを中心に、資料参照・メール改修・日報フォーマット変更など FE/BE 連動の実装を幅広く行った。
実績・取り組み
- 途中参加だったため、既存ドキュメントの読み込みに加え PdM・先行メンバーへのヒアリングを行い、現状どこに運用上の痛みがあるのかを自分の言葉で説明できる状態まで噛み砕いてから設計に入るよう意識した。
- 結果として、社内オペレーションの工数削減を実現。撮影依頼画面では園側の入力手順やミスが減り、編集機能により再依頼コストも解消された。園側から「使いやすくなった」というポジティブな反応も得られ、社内改善にとどまらずエンドユーザーの体験向上にまで届く成果となった。
- また、このとき構築した β 版デザインシステムがその後の全社デザインシステムの土台として採用され、プロジェクトスコープを超えた組織的な成果にも繋がった。
ツール Web 化プロジェクト
期間: 2025 年 10 月 〜 2026 年 2 月 役割: メンバー / プロジェクト規模: 5〜10 人 使用技術: PHP / TypeScript, Laravel / React 担当工程: 要件定義 / 仕様設計 / コーディング / レビュー / テスト・QA
業務内容
カメラマン向け写真納品ツールの Web 化プロジェクトにフロントエンドとして参加。
既存リポジトリのモダン化・バリデーション設計・納品管理基盤構築・旧ツール廃止まで、機能実装だけでなく技術基盤の刷新まで幅広く担当。
実績・取り組み
- メンバーとしての参加ではあったが、割り振られたタスクをこなすだけでなく、基盤整備や技術選定にも自ら手を挙げて担当することを意識した。
- 本格的な機能実装に入る前にリポジトリのバージョンアップを行い、TypeScript 5 化 / Vitest 導入 / ESLint への jsx-a11y・tailwind・textlint プラグイン追加などで技術的負債を整理してから機能実装に進むことで、開発のしやすさと拡張性を確保した。取り組み内容は会社プロダクトブログにも掲載: productblog.sencorp.co.jp/entry/2025/12/15
- Figma DevMode MCP の体験が良いことなどを理由に、既存 MUI から Tailwind CSS への部分移行を提案・実施。MUI 共存時の不具合に対処しながら実際の開発で使える状態に落とし込んだ。
- 写真バリデーションでは、いきなり本格実装に入らず Zod を使った技術検証から着手し、既存実装から大きく仕様を変えず、スキーマベースで型安全と保守性を両立できることを確認してから本格導入した。
- お泊まり保育時の Exif 警告緩和など、業務ドメインに踏み込んだバリデーションルールを実装し、機能要件だけでなく実運用での使いやすさまで踏み込んだ。
- リリースではリスクを抑えるため、社内向けの先行公開期間を設け、フィードバックを素早く反映する改善サイクルを回してから本番リリースに踏み切るよう設計した。
成果
写真のバリデーションにかかる時間を 489,173ms から 4,134ms へ約 100 分の 1 に短縮(p-limit による並列化、JPEG ヘッダーの可変読込などによる高速化が寄与)。アップロードはブラウザ経由となった分 1,405,134ms → 1,377,977ms と誤差の範囲に留まったが、バリデーション側の改善幅が圧倒的に大きく、納品フロー全体として大幅な高速化を実現。段階的リリースで改善を重ねたこともあり、カメラマンからもポジティブな反応を得られた。
ここでの功績が認められ、下期ベストチーム賞を受賞。
リプレイスプロジェクト(フロントチームとして参画)
期間: 2026 年 3 月 〜 現在 役割: メンバー / プロジェクト規模: 4 人以下 使用技術: TypeScript, React 担当工程: 要件定義 / 仕様設計 / コーディング / レビュー
業務内容
会社の大規模リプレイス計画におけるフロントチームメンバーとして、その基盤となる全社共通デザインシステムの新規構築を中心に、デザイナー向けプロトタイピング環境の整備や、フロントエンドのみで 1 プロダクトを構築する PoC の技術選定など、リプレイス推進に必要な複数の取り組みを担当(現在も進行中)。
実績・取り組み
VRT 基盤の整備
複数プロダクトに影響が出るデザインシステムの特性を踏まえ、見た目のデグレを自動検知する VRT を Playwright + Docker で整備し、スナップショットは Cloudflare R2 に保存して PR コメントに差分画像を表示するフローまで構築。「安心して変更できる土台」を最初に整えることを意識した。
ツールチェイン刷新
oxc の性能の良さや、登場間もない Vite+ というツールチェインそのものへのチャレンジという観点で全面移行を推進。Turborepo を廃止し、pnpm v10 / Astro 6 / Oxlint / tsdown ビルドへ刷新した。
AI エージェント連携(Skills + MCP)
デザインシステムを AI フレンドリーにして開発を進めるため Claude Code Skills を作成していたが、開発中のため都度更新が必要になる点が課題だった。Figma のプラグイン配布の仕組みを参考に、MCP を同梱した Skills として社内マーケットプレイスに展開する形に切り替え、MCP 側はビルド時に毎回最新のデザインシステムを asset にコピーする構成にした。これにより AI エージェントが常に最新のデザインシステム仕様を直接参照できる状態を構築。
プロトタイピング環境
デザイナーが Figma Make でプロトタイプを作る際にクレジット制限が厳しく十分に試行錯誤できない課題に対し、Claude Code + Figma + デザインシステムを組み合わせてプロトタイプを作れる環境を整備中。デザインシステム適用とプロトタイピングを両立できる体制を目指している。
TanStack Router 採用の PoC
1 プロダクトをフロントエンドのみで構築する PoC の技術選定を担当。React Router よりモダンで、Next ほどキャッシュコンポーネントの複雑さや Vercel ロックインがない TanStack Router の採用を決定。事例が少なくディレクトリ構成に迷うこともあったが、TanStack Router のファイルベースルーティングやコロケーション機能を活かしつつ features で切って責務を分離する形を取るなど工夫した。リプレイス計画における選択肢の幅を広げ、将来的にバックエンド負荷を抑えた構成も取れる状態を作った。
現在の状況
自分の技術的なチャレンジを取り入れつつ、これからの全社的な開発体験を統一できる基盤として現在も構築中。共通基盤部分は一段落し、プロダクト向けにコンポーネントを組み合わせたコンポーネントなども作成中。新規プロジェクトの立ち上げでも、ここで整備した Skills / Code Connect / MCP を前提とした開発体制が標準化されつつある。
テクニカルスキル
言語
| 言語 | 使用期間 | レベル |
|---|---|---|
| TypeScript | 1 年 | 通常利用問題なし |
| PHP | 1 年 | リファレンスがあれば使用可能 |
| Go | 3 ヶ月 | リファレンスがあれば使用可能 |
フレームワーク
| フレームワーク | 使用期間 | レベル |
|---|---|---|
| React | 1 年 | 通常利用問題なし |
| Laravel | 1 年 | リファレンスがあれば使用可能 |
DB / クラウド
| 種別 | 名称 | 使用期間 | レベル |
|---|---|---|---|
| DB | PostgreSQL | 1 年 | リファレンスがあれば使用可能 |
| クラウド | AWS | 1 年 | 最低限 |
取得資格等
- 基本情報技術者試験(2024 年 10 月合格)
自己 PR
フロントエンドを軸にした開発と新しい技術へのチャレンジ
React / TypeScript を中心としたフロントエンド開発を主軸に、社内管理画面・園向け管理画面・写真納品ツール・全社共通デザインシステムなど、ユーザーが直接触れるプロダクトの設計・実装を担当してきました。必要に応じて Laravel / Go によるバックエンド改修にも踏み込み、API 設計や FE/BE 連携も対応できる点も強みです。
また、Oxc / Vite+ / TanStack Router など登場間もない技術をプロダクト基盤に取り入れることにも積極的に取り組んでおり、事例が少ない中でもディレクトリ構成・運用方法を試行錯誤しながら整え、長期運用と開発体験の更新を両立できる形に落とし込むことを意識しています。
デザインシステムの構築と展開
社内管理画面改善プロジェクトで構築した β 版デザインシステムが、全社デザインシステムの土台として採用されました。その後、全社共通デザインシステムの新規構築プロジェクトにフロントエンドとして参加し、コンポーネントの設計・実装から、VRT、CI/CD、Figma Code Connect などの基盤整備まで幅広く担当しました。この経験を通じて、大規模なプロジェクトにおけるデザインシステムの重要性と、その効果的な展開方法を学びました。
さらに、「デザインシステムを作っても使われない」ということがないように、Claude Code Skills の整備、独自 MCP サーバーの実装、Figma Code Connect の全コンポーネント適用などを通じて、AI エージェントがデザインシステムを正しく扱える運用形態を模索しています。プロトタイピング環境構築でも Claude Code + Figma + デザインシステムを組み合わせ、AI 駆動開発時代における開発体験の更新に取り組んでいます。
ユーザー体験向上への貢献
社内管理画面の改善や写真納品ツールの Web 化プロジェクトでは、単なる機能実装にとどまらず、エンドユーザーの使いやすさを重視した開発を行いました。その結果、社内オペレーションの効率化だけでなく、園側やカメラマンからも好評を得ることができました。ユーザーの声に耳を傾け、それを開発に反映させることの重要性を実感しています。
継続的なアウトプット
継続的なアウトプットを行っており、社内 LT や外部イベントを合わせて 9 回ほどの登壇経験があります。
- WebGL を使用したポートフォリオサイトの構築
- reveal.js と Next.js を使用したスライドサイトの構築
- Vitest へのコントリビュートの秘話
- ツール Web 化プロジェクトで遭遇した autofocus についての LT
また外部イベントにも積極的に参加し、大規模カンファレンスについては社内向けのレポート記事を執筆しています(例: フロントエンドカンファレンス東京 2025 参加レポート)。
こうしたアウトプット・コミュニティ活動の蓄積から、社内 LT 会のオーガナイザも継承し、学びの場を継続的に作れる体制づくりに取り組んでいます。
リンク
- GitHub: Koutaro-Hanabusa
- プロフィールサイト: burio16.com
- スライドサイト: slide.burio16.com