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英 洸太朗 - 職務経歴
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英 洸太朗 - 職務経歴書

英 洸太朗の職務経歴書。React / TypeScript を軸に、業務フローの改善、デザインシステム、開発・品質基盤を構築してきた経歴を掲載。

英 洸太朗(Hanabusa Koutaro)

最終更新: 2026 年 9 月 3 日

職務要約

React / TypeScript を軸とするフロントエンドエンジニア。幼保関連業界向けに、社内・園の先生・カメラマンなど、業務のなかで毎日画面を使う人のプロダクトを担当してきました。

入力ミスやオペレーション負荷、保守しづらい既存ツールといった課題に対し、使う人の業務フローを理解して画面・API・開発基盤を設計・実装します。フロントエンドで閉じない課題には Laravel / Go によるバックエンド改修や API 設計まで踏み込み、リリース後は問い合わせやアラート対応で得た運用上の気づきを、次の改善へ戻してきました。

職務経歴

2025 年 4 月〜現在 千株式会社

フロントエンドエンジニアとして、幼保関連業界向けの業務システム・管理画面・カメラマン向けツールの開発に従事。2026 年 2 月からは、全社共通デザインシステムの構築に参加。

得意な分野・知識・技術

  • フロントエンド開発(React, TypeScript)
  • 業務システムの UI / UX 改善、アクセシビリティ対応
  • フロントエンドと連動するバックエンド開発(Go, PHP / Laravel)
  • プロダクト運用の一次対応・トリアージ・エスカレーション
  • デザインシステムの構築と運用を初めとする、技術基盤の形成
  • 開発基盤・品質基盤の整備(ビルド / Lint / テスト / CI)

開発経歴

2025 年 5 月〜2025 年 11 月 社内向け・先生向け管理画面の改善

  • メンバー / プロジェクト規模: 5〜10 人
  • PHP / Go / TypeScript / Laravel / React
  • 要件定義、仕様設計、コーディング、レビューを担当

管理画面の改善

社内オペレーションと園の先生が使う 2 系統の管理画面(React + Laravel / React + Go)を運用していました。業務の複雑さからオペレーション負荷と入力ミスが生じていたため、社内ステークホルダーとの定例で業務ドメインを理解し、フロントエンドを主軸に API 改修まで担当して業務フロー全体を改善しました。

  • 申し込みフローをリプレイスし、既存依頼を編集できる機能を追加。入力量の多いタイムスケジュール登録はフォームを分割し、前年度の登録内容を参照できるように再設計
  • イベント種別に対応する撮影内容の詳細閲覧を、OpenAPI によるスキーマ定義からフロントエンド・バックエンド実装まで一貫して担当
  • 前年撮影の参照、資料タブ、権限制御、依頼変更期限を過ぎた場合のアラートなど、現場の判断に必要な情報を画面上で扱えるように整備
  • β 版デザインシステムを構築し、既存画面のコンポーネント置き換えにも適用

社内オペレーションの工数と園側の入力ミスを削減し、編集機能によって再申込の負担も解消しました。園側から「使いやすくなった」というフィードバックも得ており、ここで構築した β 版デザインシステムは後の全社共通デザインシステムの土台として採用されています。

2025 年 10 月〜2026 年 2 月 業務ツールの Web 化プロジェクト

  • メンバー / プロジェクト規模: 5〜10 人
  • PHP / TypeScript / Laravel / React
  • 要件定義、仕様設計、コーディング、レビュー、テスト・QA を担当

写真検査・納品ツールの Web 化

カメラマンの業務は、撮影日程などを扱う Web サイトと、写真を検査・納品する Electron 製デスクトップツールに分かれていました。デスクトップツールは保守が難しく、業務を止めるリスクがあったため、写真納品機能を既存 Web サイトへ移すプロジェクトに参画しました。フロントエンドの体制が限られるなか、機能実装だけでなく継続的に開発・リリースできる状態を整えました。

  • 機能実装に先立ち、Node.js / Vite の更新、テスト、Lint を整備。QA の機能一覧をもとに擬似 CUJ を作成して検証し、メンテナンス終了済み UI ライブラリに起因する不具合 3 件をリリース前に検出・解消
  • Lint 導入で顕在化した autofocus 属性を含むアクセシビリティ上の問題を解消し、a11y ルールと UI 文言のルールを追加。MUI から Tailwind CSS への段階的移行も提案し、判断理由と適用範囲を ADR に記録
  • 写真バリデーションを Zod によるスキーマベースへ再設計。JPEG ヘッダーの段階的な読み込み、検査処理の並列実行を組み合わせ、業務ドメイン固有の例外にも対応
  • 納品管理 API を新設し、納品期限や他カメラマンの進捗表示、納品後の直リンク遮断まで、フロントエンドとバックエンドをまたいで実装
  • バリデーションとロジックのテストを整備し、社内先行公開で得たフィードバックには仕様の代替案も提示しながら、優先度の高い改善は翌日リリースまで含めて対応。Web 版への移行後は旧 Electron ツール向けの API・アップロード機能・画面導線・案内メールを撤去

写真バリデーションは、2,500 枚を想定して 489,173ms から 4,134ms へ短縮し、納品フロー全体を高速化しました。先行公開では納品を止める重大な不具合を発生させず、旧経路を残さず Web 版へ移行を完了。一連の取り組みでチーム表彰を受賞しました。

2025 年 10 月〜 EC サービスの運用保守(開発と並行)

  • メンバー / プロジェクト規模: 5〜10 人
  • 障害の一次対応、問い合わせ対応、運用フローの整備を担当

EC サービスの運用保守

決済代行サービスの通知や問い合わせでは、緊急度の判断と複数チームとの連携が必要で、対応範囲が曖昧な案件も滞留していました。障害の一次対応と問い合わせ対応を担い、検知から引き継ぎまでを再現可能な運用に整えました。

  • 決済代行サービスからの通知を内容・緊急度ごとに判断し、担当チームへエスカレーション。通知メールは Zapier で Slack に連携し、異常に気づくまでの時間を短縮
  • 決済まわりの問い合わせ手順をドキュメント化し、初めて対応するチームには同席して対応方法を共有
  • 所管が曖昧な問い合わせは関連チームと調整し、自チームで対応できる体制へ変更
  • 開発経験のない領域の仕様は AI エージェントの活用も行い、コードから洗い出し、チームで裏付けを取ったうえで回答。対応内容は都度ドキュメントへ反映

異常検知と一次対応を継続的に回せるようになり、属人的だった問い合わせ対応をチームで引き継げる状態にしました。対応で得た情報を通知経路・所管・手順の改善へ戻す流れも整えています。

2026 年 2 月〜現在 全社共通デザインシステムの構築

  • メンバー / プロジェクト規模: 1〜10 人
  • TypeScript / React / Tailwind CSS / Vite / Vitest / Astro / Cloudflare
  • コンポーネントの設計・実装、VRT / CI/CD 基盤の構築、ツールチェーンの整備、AI 連携基盤の実装を担当

全社共通デザインシステムの構築

全社リプレイス計画を契機に、複数プロダクトで安全に利用・変更できる共通基盤をゼロから構築するプロジェクトが発足しました。複数のプロダクトでトーンが揃わず、ブランドの一貫性を欠いていたため、デザイントークンの策定はデザイナーが主導し、自分はコンポーネントと運用のエンジニアリング側を担当しました。

  • フォーム・ダイアログ・テーブル・ナビゲーションなど 40 種類以上のコンポーネントを、チームで分担して設計・実装。基盤・業務向け・設定・Lint・MCP・カタログをパッケージに分割し、changeset で配布を運用
  • Playwright + Docker による VRT、Cloudflare R2 へのスナップショット保存、PR 上での Before / After / Diff 確認、Cloudflare Pages のプレビューデプロイを整備し、変更をレビューして安全に届けられる CI/CD を構築
  • カタログに使い分けとアクセシビリティ上の注意点を記載し、Figma Code Connect を全コンポーネントへ適用。Figma 仕様・実装・カタログの乖離を防ぎ、デザインシステム固有の Lint で利用ルール逸脱を開発時・CI で検出
  • Vite+ を中心に lint / format / test / タスク実行 / Git hooks を統合し、継続的に開発・配布できるツールチェーンへ刷新
  • 独自の MCP サーバーと Skills を実装し、AI エージェントが最新のコンポーネント仕様・利用方法・禁止事項を参照できる状態を構築。Nix の devShell と direnv で、デザイナーも含めて再現可能な開発環境を整備
  • 各プロダクトの PoC・導入で生じた部品要件や利用上の課題は共有・レビューし、共通基盤へ統合

共通基盤の構築は一段落し、各プロダクトへの拡張・適用フェーズへ移行しました。実際の導入で得た要件を本体へ還元しながら、新規プロジェクトの立ち上げでも Skills / Code Connect / MCP を前提とする開発体制が標準化されつつあります。取り組みの一部は、フロントエンドカンファレンス関西 2026(2026 年 10 月 12 日)と Vue Fes Japan 2026(2026 年 10 月 24 日)に採択されました。


テクニカルスキル

言語

言語 使用期間 レベル
TypeScript 1 年 通常利用問題なし
PHP 1 年 リファレンスがあれば使用可能
Go 3 ヶ月 リファレンスがあれば使用可能

フレームワーク

フレームワーク 使用期間 レベル
React 1 年 通常利用問題なし
Laravel 1 年 リファレンスがあれば使用可能

DB / クラウド

種別 名称 使用期間 レベル
DB PostgreSQL 1 年 リファレンスがあれば使用可能
クラウド AWS 1 年 最低限
クラウド Cloudflare 1 年 通常利用問題なし

Cloudflare は Pages / R2 / Workers を業務・個人開発の双方で利用。デザインシステムの VRT スナップショット保存、カタログ配信、プレビューデプロイ基盤の構築を担当。

学歴

  • 法政大学 社会学部メディア社会学科 卒業(2025 年 3 月)

取得資格等

  • 基本情報技術者試験(2024 年 10 月合格)
  • TOEIC 755 点(2021 年) / 英語は読み書きレベル

自己 PR

技術選定を行い、開発・運用できるアーキテクチャへ落とし込む

フロントエンドのみで構築する PoC で、TanStack Router / Start の特性を検証し、採用を決定しました。導入後は、ルーティングと機能の責務、ディレクトリ構成、依存方向を定め、機能側にルーターへの依存を持ち込まないアーキテクチャとしてチームに共有しました。

あらかじめ定められていたテスト戦略についても、この構成を土台に具体化しました。MSW で API をモックする画面単位の UI テストを整備し、技術の導入を、継続して開発・検証できる開発方式へ落とし込みました。

技術基盤作成や、技術の標準としての定着

全社共通のデザインシステムを立ち上げました。コンポーネントを作ることだけではなく、使う人に正しく使われ続けることです。MCP・Skills・Lint ルールを整備し、最新の仕様や利用ルールを参照でき、ルールから外れた実装は開発中に検出できる状態をつくりました。

Vite+ もデザインシステムで最初に導入しました。メリットとデメリットを実運用のなかで見極め、後続の PoC にも取り入れながら採用を広げました。導入時の判断とツールチェーン統合の過程は、TSKaigi 2026 事後勉強会で発表し、Vue Fes Japan 2026 にも「Vite+ の導入とツールチェーン統合」として採択されています。

また、Figma Make で試作するには都度トークンを消費する必要があり、継続的に試したり共有したりしにくい課題がありました。そこで社内デザインシステムを使った React のプロトタイプ基盤を構築しました。Figma Make の利用枠に依存せず、実プロダクトに近い UI で社内外のユーザーテストを行えるようになり、認識合わせだけでなく利用者の声を次の改善へつなげられるようになりました。

開発して終わりにせず、運用保守まで担う

問い合わせやアラートの一次対応、状況に応じたエスカレーションに加え、運用手順のドキュメント化も進めてきました。

自分が早く気づいて対応するだけでなく、誰が見ても判断・対応できる状態をつくり、個人に依存する体制からの脱却を目指して運用を整えています。

定期的なアウトプット、文化の醸成

社内外で計 15 回(社内 5 回・社外 10 回)登壇してきました。自分が発表するだけでなく、社内 LT 会の運営も担っています。

社内にイベントや共有の文化をつくるために、バイネームで声をかけるなど、発表のきっかけをつくるようにしています。技術や仕事の工夫を、個人の中だけで終わらせず持ち寄れる場を増やしていきたいです。


今後の展望

フロントエンドを軸足に、フルスタックに動けるエンジニアへ

これまで、フロントエンド開発に加えて Laravel / Go による API 改修、VRT / CI/CD の整備、運用保守まで経験してきました。

今後はフロントエンドを主戦場にしながら、これまでの Laravel / Go の経験も活かして、プロダクトを前に進めるために必要な領域へ幅広く関わっていきたいです。

アウトプットを続ける

社内外で登壇を続けてきました。技術選定や開発基盤づくりで得た判断、実装で詰まったことを、自分の中だけに閉じず、登壇や記事として外に出していきたいです。

社内では LT 会を運営し、発表してほしい人にバイネームで声をかけるようにしています。自分だけが発信するのではなく、技術や仕事の工夫を共有し、外のイベントにも出ていく人が増えるような文化をつくっていきたいです。

人の「感情」を支えるものづくりに携わりたい

恩師から言われた「人間の感情はデジタル化できない」という言葉が、自分の中にずっと残っている。AI が多くの仕事を代替していく時代でも、人の感情そのものは置き換えられない。だからこそ、何かに夢中になれる体験を支えるプロダクトに関わりたいと考えている。

自分自身、海外サッカーやオタク文化に熱中してきた経験があります。好きなものに時間やお金を注ぐ体験には、日常を前向きにする力がある。その裏側には、それを支えるプロダクトや仕組みがある。一次ユーザーとして強く体感してきたのはエンタメ/娯楽の領域だが、人が感情を動かす場面はたくさんある。業界を限定せず、誰かが何かに夢中になれる体験を、地味にでも確実に支えるエンジニアでありたい。


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